研究課題
若手研究
本研究は、既判力の作用場面の判断基準を再構築することを目的とするものである。具体的な研究課題は、①日本及びドイツにおける、作用場面の伝統的見解の理論的根拠、及び、②学説・実務における判断基準の変遷とその原因を明らかにするとともに、③既判力が当然に作用すると解されている請求異議訴訟の場面について、その理論的根拠を明らかにする。最終的には、以上の3点の検討を元に、作用場面の統一的基準を私見として示すことを目的とする。