研究課題
若手研究
本研究では,選挙制度が有権者に課す制約に着目しながら,有権者が無効票を投じる原因を明らかにすることを試みる.そのために,(1)選挙制度が,無効票を投じようとする有権者の心理に対して,どのような影響を与えているのか,(2)選挙制度が有権者に課す心理的制約の程度は,有権者の属性等に応じて異なるのか,(3)複数の選挙制度の間で,無効票に与える影響が,どのように異なるのか,などを分析する.これらの分析を通して,無効票が投じられるメカニズムについて,理解を深めることを目指す.