デジタル経済圏における制度設計：デジタルアカウントと情報の扱い方

• 研究課題/領域番号: 24K16338
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分07010:理論経済学関連
• 研究機関: 明治学院大学
• 研究代表者: 岡本 実哲 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (70826627)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: メカニズムデザイン / デジタル経済 / オークション / マッチング / 評価制度

研究開始時の研究の概要

インターネットが普及したいま、私たちはデジタル上のアカウントを用いてさまざまな経済活動をしている。このアカウントだが、どの個人が利用しているのか識別するのが難しいことがある。また、一つひとつのアカウントが実際の個人と一致するとも限らない。アカウントを単純に1人の個人と同一視してしまうと、①市場の過熱感を装う、②特定の人やモノが高い評価を得ていると誤認させる、③複数のアカウントで財を分割所有することで報酬を多く受け取る、などの操作が可能となり効率的な結果を実現できなくなる。本研究では、メカニズムデザインの知見を利用し、アカウントで経済活動が行われるデジタル上において、望ましい制度を設計する。