研究課題
若手研究
本研究では、近年指摘されている情報効果や学習効果によって生じる金融政策ショックの識別に関する問題点が、金融政策の政策効果の推定にどのようなバイアスをもたらすかという問いを理論的に明らかにし、さらに、より良い推定方法を提案することを目指す。特に、金融政策による情報効果や学習効果が企業の株価に与える影響に起因する推定バイアスの問題に着目し、大企業と中小企業に対する金融政策の政策効果の異質性を示した既存研究の実証結果の妥当性を検証することが本研究の主眼となる。