研究課題
若手研究
本研究課題では、国際貿易の増加や外国人労働者の増加で測られるグローバル化の進展や気候変動が様々な経済的帰結変数にどのような影響を与えるのかを検証する。データを用いて誘導系の回帰式を推定するような実証研究を行うことを計画している。帰結変数として、雇用や所得水準、賃金格差、価格水準などに焦点を当て、グローバル化や気候変動が、地域経済の相互作用、産業間の相互作用、港湾間の相互作用を通じてどのように波及するのかを明らかにする。特定の地域や産業に利益や損失が集中するような結果である場合、それを補償するスキームやショックの影響を軽減する政策を考える上で示唆を提供できる研究を目指す。