研究課題
若手研究
気候変動問題の緩和に向け、温室効果ガスの排出削減が強く求められており、各国はカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めている。産業に付随するサプライチェーン全体を考慮した取り組みを評価する研究は数少なく、本研究では、多地域産業連関分析モデルとデータ包絡分析法を組み合わせることで、グローバルサプライチェーン構造を考慮した国・産業レベルの効率性分析モデルを開発する。実証分析を通じて、①国・産業レベルのサプライチェーン全体に存在する非効率性の定量化とそれらの要因を特定し、②サプライチェーン全体のCO2排出量の削減に有効な技術投資政策とサプライチェーンマネジメント政策を議論する。