研究課題
若手研究
本研究では、輸出入申告データを活用し、企業内貿易を識別する。さらに、マクロショックやマクロ経済環境の変化による日本の輸出企業への影響を分析する。企業内貿易の増加が注目されており、企業間貿易を前提とした国際経済学研究やマクロ経済政策を再検討する必要がある。本研究ではまず、税関が保有する日本の輸出入申告データと国内外企業の資本関係を加味した企業データセットを突合し、独自のデータセットを構築する。その上で、為替レートの変動・輸送費の急激な高騰・EPA締結等関税政策の変化などの影響について、企業内貿易と企業間貿易でどう異なるのか実証分析を行う。