一時的移住者の人的資本と帰国選択：日本の外国人労働者を事例に

• 研究課題/領域番号: 24K16380
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分07040:経済政策関連
• 研究機関: 共立女子大学
• 研究代表者: 中村 信之 共立女子大学, 国際学部, 専任講師 (80971639)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 一時的移住者 / 帰国選択 / 人的資本 / 国際送金

研究開始時の研究の概要

本研究は、経済開発の分野で注目を集める一時的移住者の帰国選択をはじめとする経済的行動に関するメカニズムについて考察する。一時的移住者は帰国タイミングを最適化し、送金行動などの経済的行動を戦略的に選択することが考えられるが、恒久的移住をベースとした理論的根拠やデータの制約などもあり、実証研究が不足している。とりわけ、従来考慮されなかった受入国での生産性を高める技能が一時的移住者の帰国選択に影響を与える可能性については更なる検証が必要である。本研究では日本の外国人労働者を事例に帰国選択に関して分析を行い、研究の進捗に応じて新たな独自データを収集し政策的示唆に資するエビデンスの確立を目指す。