研究課題
若手研究
本研究の目的は,議決権行使を通じたコーポレートガバナンスの制約要因を,周辺制度・インフラストラクチャーの観点から解明することにある。近年では様々な国でオンライン総会等の新たな制度・インフラが導入され,日本でもガバナンス改革の一環として株主総会プロセスの合理化が重要論点として議論されている。特に,本研究では「検討期間の不足」「情報伝達プロセスの不備」といった株主総会ガバナンスの障壁となる制度的要因を検討し,どのような要因が株主総会の円滑化に資するのかについて経験的証拠の蓄積を試みる。