研究課題
若手研究
本研究は消費被害事例を読む時の後知恵バイアス(出来事の結末を知ると,結末を容易に予測できたと思う錯覚)を切り口に,消費被害における消費者の心理プロセスの一端を解明することが目的である。中でも,被害事例の周知時における後知恵バイアスの存在の実証,後知恵バイアスの低減方法の開発,エピソード内容を踏まえた年齢的普遍性の3つの観点から検討を行う。本課題は消費者教育に消費者行動的視点,特に心理学的視点からアプローチをとり,消費者教育や被害対策への応用を目指す。