研究課題
若手研究
生産労働人口が減少局面にある日本において、生産性向上の手段として会計業務の自動化が注目を集めている。他方で、先行研究の蓄積は少なく、「どのような業務が自動化と高い親和性を持つのか」という問いは効率的な自動化の促進に大きく関わるものの、未検討の課題である。そこで本研究は、RPAによる自動化に適した会計業務の特性を明らかにすることを目的とする。具体的には、各種の会計業務の特性を定量化したうえで質問紙調査を実施し、どのような特性を持つ会計業務が自動化される傾向にあるのかを検討する。実務への波及として、どのような業務に自動化のための資源を投入するべきかについての知見をもたらすことが期待される。