これまでの調査の知見にもとづき、早期離学者に関する教員や他の専門職と情報を共有や支援の基盤となる社会的ネットワークのあり方の類型化、比較研究を行う。質問紙調査では、管理者および相談支援を行う職員、および生徒の在籍する学校の教員に対して生徒の来所の経緯、指導・支援のなかで困難を感じたこと、指導・支援のなかで生徒の変化を感じたこと、生徒の支援にかかわった他の専門職の詳細に関する質問紙調査を実施するとともに、その結果に基づき面接調査を実施する。面接調査においては、質問紙調査の回答をもとにして、相談・支援のなかでの課題やそれに応じた関連機関とのさまざまな社会的ネットワークの形成の状況を明らかにする。
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