研究課題
若手研究
フランスでは、移民第2世代が社会に「登場」して約40年が経ち、移民社会として「成熟期」をむかえているが、今日でも彼・彼女らの統合やアイデンティティは重要な社会問題であり続ける。本研究では、親となった第2世代に対するインタビュー調査を実施することで、自分たちが受けてきた教育や社会での経験をどのように内面化し、子どもの教育に反映させているのか、自分たちの育った地域との関わりをどのように捉えているのか、「移民出自」がどのように世代間で継続、もしくは断絶するのかなど、移民の世代交代や第2世代の統合とアイデンティティに関する新たな知見を見出す。