研究課題
若手研究
本研究の目的は、人間の安全保障を応用した子どもの安全保障の研究として、社会福祉学の観点から「ベンガリー」移民の母子家庭の女の子たちの安全や安心がどのような福祉的支援によって保障されるのか明らかにすることである。パキスタンのカラーチー市に居住するバングラデシュやミャンマー出身の「ベンガリー」移民の多くは、無国籍者として様々な社会的制約を受けており、夫など稼ぎ手となる成人男性が不在の母子家庭は特に生活困窮に陥りやすく、子ども、特に女の子の安全や安心が脅かされやすい。本研究による成果は、社会福祉学に限らず、ジェンダー研究、南アジア地域研究、移民研究などの学際的研究にも寄与する。