家族介護を担う就労者(以下、「就労介護者」)の介護負担の軽減、仕事と介護の両立が可能なサポートネットワークがどのように構築されているのか明らかにされていない。 本研究では、①就労介護者の介護負担とプレゼンティーズムに対するソーシャルサポートの緩衝効果の検証、②就労介護者のサポートネットワークとソーシャルサポート授受との関係の明確化、③就労介護者の仕事と介護を両立するためのサポートネットワークの構築プロセスの把握とサポートネットワークの構造を解明する。 就労介護者の仕事と介護の両立に資するサポートネットワーク構築に向けた支援として、社会資源の新たな活用方法や開発について言及できると考える。
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