研究課題
若手研究
視線行動は本人が気づきにくい生活行為の変化を分析可能である.一方,生活行為は環境と人(心身・認知機能)に影響を受ける.視線行動測定においても環境と人を考慮した課題による分析が重要であるが,この観点からの研究は希少.買い物は高齢者にとって早期に困難さが生じる生活行為の1つである.本研究の目的は地域在住高齢者の買い物時における環境と人による遂行の変化を視線行動分析から明らかにすることである.買い物時の問題点に対して視線行動の観点から特徴を抽出し高齢者への支援方法を検討する.店舗側へも買い物しやすい環境作りについて具体的な提案を行う.本研究は買い物における予防的・教育的支援の検討に寄与すると考える.