研究課題
若手研究
多くの日本人は「靴紐を締め直さずに」「大きいサイズの靴」を履く習慣が根付いているとされており,靴の不適切な着用は下腿や腰部の不調・痛みの原因になり得ると考えられる.すなわち多くの日本人は潜在的に「ゆるすぎる靴」により下腿や腰部の不調・痛みを引き起こす恐れがある.そこで本研究は靴の「サイズ」および「留め具の締め方の強弱」が「歩行動作および下腿・腰背部の筋活動」に及ぼす影響を明らかにし,ひいては簡便な歩行動作の計測によりユーザと靴との適合度を評価する尺度を構築することを目的とする.当該評価尺度は靴売場や教育機関をはじめとする現場での活用が期待される.