研究課題
若手研究
本研究では「ナッジの活用は、自然に減塩を達成し、かつ持続可能な食環境づくりに有用か」を明らかにするために、社員食堂をフィールドとした介入研究を実施する。食塩の過剰摂取は、非感染性疾患の最大の食リスク因子であるが、日本人の食塩摂取量は依然として高く、積極的な対策が急務である。近年、健康的な食生活の実現のために「望ましい行動を自発的に促すちょっとした仕掛け」であるナッジの活用が注目されている。しかし、国内外を問わず、減塩を目的としたナッジ活用の報告は極めて乏しい。本研究により、ナッジの減塩への有用性を明らかにすることは、日本人の最重要食課題に対する、社会実装可能な解決策の創出につながる。