研究課題
若手研究
学校防災教育では、人間特性に関する科学的事項に対する理解(人間理解)の扱いが期待されるにも関わらず、あまり扱われてこなかった。認知バイアスやヒューマンエラー、言語処理といった事項に対する理解を深めることは、人々の適切な判断や迅速な行動につながり、自他の命を救うことにつながりえる。本研究では、学校教員が大きな負担なく実行可能な、子どもたちの人間理解を促す防災授業をデザインし、評価する。研究では、効果検証を通した授業品質の保証、並びに人間理解を促す授業のためのブックレットの完成を目指す。この研究は、児童・生徒、並びに学校教員の人間理解を中心とする防災力向上を実現し、災害に強い社会づくりに貢献する。