研究課題
若手研究
本研究の目的は、改革教育学が学校改革・教育改革にいかなる意義を有するのかを、改革教育学の成立と展開に即して理論的かつ実践的に明らかにすることにある。そのために本研究は、①イエナ・プランを公教育全体を改善していく運動として捉え、今日的なイエナ・プラン運動とは異なる学校改革としての展望を描こうとしている点、②イエナ・プランを軸に、アーカイブ調査と実践フィールド調査という理論的・実践的な研究によって改革教育学へアプローチする点、③歴史的アプローチをとりながらも、今日の学校改革・教育改革に対する改革教育学の意義を別様に提起しようとする点に、その独自性と学術的意義を有している。