研究課題
若手研究
中国教育部は、2021年に中国におけるすべての県が国の認定基準に達し、県における小中学校が均衡的発展していると発表した。しかし、調査により、一部の県が保有する教育資源が極めて少ないこと、 学校間の格差が未だに大きいことがわかった。それゆえ、実際に中国における義務教育が均衡的に発展しているか、教育格差が解消されているかを実証する必要があると考えられる。本研究では、334の市における小中学校の教育資源配分の実態を解明するとともに、各地方の特徴により分類した上で、現行の政策の有効性と課題を検討することを目的とする。また、発展途上国がSDGSのゴール4の達成に示唆を与えることが期待される。