研究課題
若手研究
わが国では子育てに困難を抱える世帯が顕在化していることを踏まえ、親子分離に至る前に支援を提供する予防的介入が進められている。しかし、その支援方策や親子のアセスメントは整備されておらず、適切かつ効果的な支援モデルを早急に確立する必要がある。そこで本研究では、小児医療機関を受診する要支援・要保護児童とその親を対象として、①親自身の逆境的小児期体験や親子のアタッチメント・スタイルなどを調査することで家庭機能の脆弱性に対する支援ニーズを明らかにするとともに、②親子関係構築支援の実際を明らかにし、③要支援・要保護児童とその保護者への関係構築支援におけるアセスメントと介入のあり方について検討を行う。