研究課題
若手研究
神経発達症の病態を解明するために、多くの脳画像研究が行われてきたが、その結果は必ずしも一貫しておらず、その原因として、サンプルサイズの問題や、多機関共同MRI研究における、MRI機種が異なることによって生じる測定バイアスの問題がある。そこで本研究では、連合大学院のネットワーク を利用して集積した1000名以上の大規模脳画像データベースに対して、トラベリングサブジ ェクト法を用いて測定バイアスを補正することでこの課題を克服し、神経発達症の生物学的神経基盤を明らかにすることを目的とする。本研究は神経発達症の病態を解明し、個々の患者の病態に応じた客観的な診断・根本的な治療の開発に貢献するものである。