研究課題
若手研究
学習に必要な情報処理資源(ワーキングメモリ)が少ない子どもたちにとって、自ら考え自ら学ぶことは難しい。本研究ではワーキングメモリ容量が小さい児童でも、より自ら学び自ら考えることができるような学習支援を開発することを目的とする。そのために、研究1ではワーキングメモリ容量の小さい子どもにおける学習方略や、学習に対する考え方である学習観のつまずきを明らかにする。具体的には、ワーキングメモリのアセスメント結果と、質問紙で測定した学習観・学習方略の関連を検討する。研究2では、自立した学習者の育成を目指す個別学習支援である認知カウンセリングの技法を援用し、つまずきに合わせた学習支援を開発・実施する。