研究課題
若手研究
本研究では、複数学習ツールのログを統合することにより、日常的な学習ログから授業を可視化する手法を開発する。授業可視化は教員の振り返りや授業改善、事例蓄積に重要であり、研究が盛んに行われてきた。しかし、従来手法には、日常の授業活動への導入コストと授業全体の活動の可視化能力のトレードオフの問題があった。本研究では、各学習ツールが別々に蓄積してきた学習ログを標準化された形式で1箇所に蓄積することで、自動的に蓄積されるデータをツール横断で分析し、授業可視化を行う。この手法の開発により、毎日の授業を追加の負荷なく可視化でき、データに基づく振り返りや事例蓄積を日常的に実施可能になると期待する。