研究課題
若手研究
これまで笑いを喚起する手法は報告されてきたが,対話の自然な流れの中でユーモア表現を生成することは困難であった.そこで本研究では,ユーモアに関するユーザの心理状態に対応して,音声・動画データを組み合わせたマルチモーダルユーモア表現を交える親和的な雑談対話システムの開発と導入を目指し,音声・非音声情報からユーモアに関するユーザの心理状態の推論手法と,対話中の心理状態に対応した多様なマルチモーダルユーモア表現の生成手法を確立する.これにより,ユーモアを交えた自然な会話感を継続的に生み出すことが可能になり,対話による親和なコミュニケーション,さらには対話を通した笑いによる健康促進が期待できる.