研究課題
若手研究
中学校吹奏楽経験者の演奏活動からの離脱率は約8割に上る。指導する現場教員の負担の軽減のためにも、科学的知見に基づいた練習の効率化が求められており、ICTを用いた音楽教育や演奏支援には大きな期待が寄せられている。本研究では、申請者が研究開発してきたICTを活用した管楽器等の演奏支援システムを基に、音程フィードバックARによる演奏上達支援システムの開発研究を行う。本研究によって、楽器種や熟達度に対して望ましい音程フィードバックのあり方が明らかになり、個別最適化した演奏上達支援システムの開発が可能となり、また、正しい音程での演奏に関する演奏技能向上の認知的メカニズムの解明が期待される。