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創造的思考過程における自己調整方略の形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24K16771
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関同志社大学

研究代表者

山口 洋介  同志社大学, 免許資格課程センター, 助教 (60769602)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード創造的思考 / 自己調整 / 創造性 / 創造性教育 / アイデア生成
研究開始時の研究の概要

本研究では、創造的思考に関する自己調整能力の向上を目指した包括的な介入アプローチを開発することを目的とする。「自己調整」(Self-regulation)とは、望ましい結果を達成するために、さまざまな状況で自分自身の思考、感情、行動をコントロールする能力を指す。「自己調整学習」は、自己調整の概念を学習過程に適用したものであり、自己調整自体は生活のさまざまな側面に適用できる概念である。本研究では、自己調整学習研究におけるパラダイムを援用しながら、創造的思考力に対する介入手法の洗練化を行うことを目指す。

研究実績の概要

創造的思考過程と自己調整方略の関係性について理解を深めるために、研究知見の収集・整理を進めている。創造性研究と自己調整研究は別々の分野として発展してきた歴史的経緯があり、両者の関係を明示的に扱った研究はまだ少ない。しかし、内容的には関連の深い研究がそれぞれの分野において散見されており、そうした文献の集積を図っている。具体的には、創造的思考過程におけるメタ認知的要素の特定と分類、創造的思考に対する効果的な教育的介入のあり方、思考過程の諸段階を対象にメタ認知的活動の生起を調べるための分析手法、創造的自己効力感や内発的動機づけなどの動機づけ的要素と自己調整方略の使用との関連、といった観点から理解を深めた。また、実証的なアプローチとして、創造的思考過程に関する言語報告プロトコルの収集・分析を行うとともに、自己調整の促進を図る教育的介入を実施した。分析の結果、一部の参加者は自己調整的な視点を活性化させながら取り組むことで、創造的なアイデアの生成にうまくつなげていたが、参加者全体としては素朴なアプローチに依存する傾向が見られた。参加者へのインタビューでは、日常的にアイデアを考える機会が少なく、自身に関して「0から1を生み出す」ような思考に課題を抱えているという認識を抱いている者が多いことが示唆された。介入を通して思考過程へのメタ認知を促すことには一定の成果が見られたものの、その効果には個人によるばらつきがあり、今後の検討材料として浮かび上がった。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

創造的思考および自己調整に関する文献調査を実施するとともに、2年目に予定していた調査に関連するデータ収集を行うことができた。一方で、創造的思考における課題目標の設定に影響を与える要因についての質問紙調査は、実施まで至らなかった。

今後の研究の推進方策

引き続き、創造的思考と自己調整の関係性への理解を深めるために、文献調査を継続するとともに、創造的思考過程に関する観察・インタビュー調査を実施する予定である。課題目標設定の規定要因に関する調査については、多様な側面が複雑に関連しており、各側面を適切に測定する手法を見つけることが難航している。全ての側面を一度に調査するのではなく、これまでに未解明の側面にのみ焦点を絞って調査を行うことも検討している。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中学校道徳教科書における心理学的知見の取り扱い:内容分析と今後の展望2025

    • 著者名/発表者名
      山口洋介
    • 雑誌名

      同志社教師教育研究

      巻: 2 ページ: 12-20

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 思考過程の同時的報告手法におけるモダリティの影響2024

    • 著者名/発表者名
      山口洋介, 三宮真智子
    • 雑誌名

      人間環境学研究

      巻: 22 号: 2 ページ: 97-104

    • DOI

      10.4189/shes.22.97

    • ISSN
      1348-5253, 1883-7611
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 教師の生徒指導力と教師アイデンティティ・教師効力感の関連2024

    • 著者名/発表者名
      田中希穂, 山口洋介, 大橋忠司, 井上浩史
    • 学会等名
      日本教育心理学会第66回総会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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