研究課題
若手研究
小論文の採点は教育現場で重要な業務の一つであるが、採点者の負担が大きく、採点基準が人に依存しやすいため自動採点の試みが行われてきた。従来手法では、自動化したい出題テーマの採点済み小論文を利用して点数を予測することが一般的である。しかし、実用化を考えると、新規出題テーマの採点済み小論文を予め用意するのは難しいという問題がある。本研究では、多角的な品質評価ラベルが付与されたWikipediaデータを用いることによって、新規出題小論文データを作成せずに新規出題テーマの自動採点を行うことができる自動採点モデルを開発する。