研究課題
若手研究
本研究は米国における科学教育のスタンダードにみられる領域横断的な概念に着目し,STEMの統合が「領域横断的な概念を対象としたプロセススキルズの行使」という児童生徒のあらわれとして描かれていることをその基礎としている。本研究では,この理解を拡張し,STEMを統合する児童生徒のあらわれから,これ以上新しいコードが見られないところまで観察を繰り返し,STEM統合の全体像を実証的に描き出そうとしている。本研究で得られた成果により,統合的なSTEM教育が,明確な目的意識をもって実施されることになるよう,具体的な実践事例とともに報告することを目指す。