研究課題
若手研究
不登校児童生徒数の増加が続く中,学校外に設置される教育支援センターの機能強化,校内教育支援センターの設置が進められている。校外・校内教育支援センターは「社会的自立」のための支援を行う場として位置づけられるが,その実態は明らかになっていない。そこで本研究は,校外・校内教育支援センターにおける「社会的自立」を目標に掲げた支援の様相と課題を明らかにすることを目的とする。具体的には,①校外・校内教育支援センターにおいて「社会的自立」概念がどのように具体化されて不登校支援の実践に組み込まれているのか,②「社会的自立」を目標とした支援を行うなかで支援者が直面している困難や課題とその背景要因を明らかにする。