研究課題
若手研究
不安症に対する認知行動療法において中核的な介入技法であるエクスポージャーの課題として,介入効果の般化の難しさが挙げられる。エクスポージャーにおける「介入効果の般化を促進する方略」については,さまざまな方略が立案されているものの(佐藤他,2022),人間の認知過程に焦点を当てた方略は未だ少ない。そこで,本研究は,エクスポージャーの認知過程を説明するモデルのひとつである「予期妨害モデル」をもとに,介入効果の般化を促進する新たな方略として,「予期妨害を最適化する方略」を開発し,その有効性を検討することを目的とする。