犯罪捜査支援ツールとしての脳－自律神経ハイブリッド型CIT判定システムの開発

• 研究課題/領域番号: 24K16857
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分10030:臨床心理学関連
• 研究機関: 人間環境大学
• 研究代表者: 新岡 陽光 人間環境大学, 総合心理学部, 講師 (50837367)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 隠匿情報検査 / 犯罪捜査 / fNIRS / 自律神経反応 / 機械学習

研究開始時の研究の概要

ポリグラフ検査では、被疑者の事件への関与を複数の自律神経系反応に基づいて鑑定する。隠匿情報検査(CIT)は日本独自のポリグラフ検査手法である。CITでは犯罪事実に関する1つの裁決質問と無関連な複数の非裁決質問を用意し、裁決質問に対する反応が複数の非裁決質問と異なるならば「犯罪事実に関する記憶・認識を有している」と判断する。
本研究では、従来の自律神経反応計測にfNIRS計測を組み合わせて、犯人か無実かを判定するシステムの構築を志向する。その中で、これまでのデータから犯人特異的な反応パターンを見出し、完全に新規のデータについて高い精度で、実際の犯人を「犯人」と判定できるアルゴリズムの構築も行う。