研究課題
若手研究
近年ゲーム依存の問題が注目されている。学術的にもゲーム依存に関する研究が一定数蓄積されてきたが、依存のプロセスに関する研究は少なく、依存と関連要因の因果関係に関する研究は乏しい。さらに、これまでの研究でゲーム依存者の経験がいくつかのタイプに分かれることが報告されているが、この違いを考慮した研究は見当たらない。本研究では、こうした問題を解決するために、ゲーム依存経験者を対象にインタビュー調査をおこない、依存経験のタイプ分けと、各タイプに特徴的な語りを抽出し尺度項目を選定した上で、依存経験をタイプ分けする尺度を開発する。最後に、開発尺を用いてゲーム依存度の高い者を対象に縦断質問紙調査を実施する。