固体可燃物の形状を考慮した燃焼モデルの確立ならびに防災へ向けた応用可能性の開拓

• 研究課題/領域番号: 24K16964
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分12040:応用数学および統計数学関連
• 研究機関: 宮崎大学
• 研究代表者: 小林 俊介 宮崎大学, 工学部, 准教授 (90880980)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 燃焼現象 / 数理モデリング / 数値解析 / 力学系理論 / 曲面上の曲線の運動

研究開始時の研究の概要

本研究は，曲面をなす固体上における燃焼波面の挙動を数理的に解析する．現在までの固体燃焼の数理解析は，平坦な領域上での理論展開が主であり，可燃物が有する幾何形状を系統的に変化させて調べた例は殆どない．したがって，曲面上における実用上有効な燃焼モデルは構築されておらず，幾何形状に依存した燃焼波面の挙動とその特徴は，数学的に解明されていない．
研究目的は，曲面上での新たな燃焼モデルを構築し，理論解析や数値解析，シミュレーションなどの多角的視点から数理モデルを解析することで，幾何形状が燃え拡がり現象に与える影響を明らかにすることである．