研究課題
若手研究
Noisy Intermediate-Scale Quantum (NISQ) デバイスと呼ばれる中規模の量子コンピュータが実現可能となってきた今日の量情報科学の大きな問題は、NISQデバイスの究極的性能を理論的に明らかにすることである。NISQデバイスの運用上の最大の困難はノイズであることから、量子誤り抑制法の究極的な性能を理解することで、NISQデバイスの性能に直接的な洞察を与えることが可能となる。本研究では、誤り抑制の最大の障壁であるサンプリングコストに着目し、機械学習、エンタングルメント、量子リソースの3つの観点から一般の量子誤り抑制法にかかる普遍的な制限を明らかにすることを目指す。