非エルミート可積分系の数理物理学：普遍構造の解明と非平衡物理学への応用

• 研究課題/領域番号: 24K16976
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分13010:数理物理および物性基礎関連
• 研究機関: 東京工芸大学
• 研究代表者: 石黒 裕樹 東京工芸大学, 工学部, 助教 (70984409)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 可積分系 / ベーテ仮説 / 非平衡物理学 / 非エルミート系 / 確率過程

研究開始時の研究の概要

厳密に解ける可積分系は、相互作用する多体系の物理を探索する基盤的役割を担い、その背後の普遍構造は数学の豊かな理論への架け橋となっている。本研究では、非エルミート可積分系における普遍構造を解明し、相互作用のある非エルミート多体系の物理を探索する事を目指す。その為に、非エルミート量子可積分系に発現する準粒子描像を理解し、厳密解析を実行するための基盤を構築することを試みる。更に、準粒子の量子古典対応を通して、非エルミート可積分系の数理を開拓する。