巨視的量子性の観測に向けた浮上型軟磁性体球の強磁性共鳴観測

• 研究課題/領域番号: 24K16996
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 不破 麻里亜 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター, 研究員 (20830996)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
• キーワード: 量子計測 / 磁気浮上 / 強磁性共鳴

研究開始時の研究の概要

イットリウム鉄ガーネット（YIG）を材料とした軟磁性体球を浮上させることで、スピン
機械相互によって、剛体運動を量子レベルで制御することを最終目標とする。YIG球を浮上
させるために、申請者が開発した強磁性浮上方法を用いる。これまで実現されてきた浮上実験系と異なり、本研究では軟磁性体を機械振動子として用いる。そのため浮上物体の内部自由度である集団スピン励起を、電磁波と強磁性共鳴によって相互作用させることができる。本研究期間では、浮上したYIG球の強磁性共鳴を読み出し、浮上球の集団スピン励起とマイクロ波共振器の強結合を実現する。