研究課題/領域番号 |
24K17004
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浦井 瑞紀 東京大学, 物性研究所, 助教 (20886915)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 量子スピン液体 / 強相関電子系 / 分子性物質 / 金属絶縁体転移 |
研究開始時の研究の概要 |
本課題の対象である分子性物質k-(ET)2Hg(SCN)2Brは、ET二量体をひとつの基本ユニットとし、それが三角格子状に配列しフラストレーションが期待される強相関絶縁体であるとともに、ET二量体内部の動的な電荷の不均衡に由来した電気双極子自由度が低温まで凍結することなく揺らいでいる「量子双極子液体」の候補物質でもある。 本課題では、この物質が「量子スピン液体」である可能性を検証するため、希釈冷凍機温度までの交流磁化率測定を行い、磁気状態を明らかにすることを目指す。加えて、圧力下でのNMRおよび輸送特性測定によって、その電子状態を電子相関を軸として明らかにする。
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