研究課題/領域番号 |
24K17009
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福井 毅勇 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任研究員 (90912189)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 量子スピン液体 / キタエフ模型 / 非可換エニオン / 開放量子系 / マヨラナ粒子 |
研究開始時の研究の概要 |
キタエフ量子スピン液体は、α-RuCl3などの候補物質での実現が期待される量子スピン液体の一種である。その励起としては、スピンが分数化した遍歴マヨラナ粒子と局在バイゾンが現れる。時間反転対称性が破れたカイラルスピン液体相においては、これらの分数励起が非可換エニオンを構成する。非可換エニオンは局所的な摂動に対し頑健であり、これを用いた外乱に対して安定なトポロジカル量子計算が期待されている。 本研究では、量子デバイスにおける実装を念頭に置いて、量子スピン液体に対する外部環境からの影響を多角的に解明し、非可換準粒子の創出・検出・制御に立脚する基礎的な理論を開拓し、次世代の量子計算デバイスの実現に迫る。
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