大強度パルス中性子を用いたスピンダイナミクスにおけるスピン軌道相互作用の検出

• 研究課題/領域番号: 24K17018
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
• 研究機関: 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
• 研究代表者: 植田 大地 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教 (60888006)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2028年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: f電子 / 空間反転対称性の破れ / 中性子

研究開始時の研究の概要

現代の物性物理学において注目を集めているトピックのひとつが「空間反転対称性の破れ」の物性への影響である。空間反転対称性の破れによる反対称スピン軌道相互作用(ASOI)は、非自明な物性発現に影響を与え、ASOIの影響の解明は、電子デバイス開発や室温超伝導物質探索に重要な役割を果たす。本研究は中性子非弾性散乱実験によってスピン波励起を観測することで、非局在電子系におけるASOIの定性的な効果を明らかにし、フェルミ面科学の中性子実験による研究という新規開拓も目指すものである。