研究課題
若手研究
プラズマが触媒能へ与える影響を解明し,高安定な触媒運用を行うという目的のもと,3年かけて研究を行う.まず,非反応性のガスによるプラズマを触媒へと照射し,その影響を調査する.特に,高速度な化学変換を実現するために必須となるナノ粒子触媒は,熱による凝集によって失活しやすく,研究の第一段階としてはこのナノ粒子触媒をプラズマ照射下で安定に運用することを目指す.続いて,実際のCO2還元プロセスを行い,触媒を安定に運用しつつ,より効率的に運用できるための条件や反応機構について調査する.最後に,より小さなナノ粒子,具体的には直径10 nm以下の物を用いることで,更なる高速度CO2還元システムを開発する.