アクシオンとゲージ場のダイナミクスから放出される重力波の研究

• 研究課題/領域番号: 24K17039
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 村井 開 東北大学, 理学研究科, 特任研究員(日本学術振興会特別研究員PD) (50993078)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 原始重力波 / インフレーション / アクシオン / ゲージ場

研究開始時の研究の概要

重力波は生成当時の情報を保ったまま現在まで伝播しうるという貴重な性質を持ち、特にインフレーションにおいて生成される背景重力波は宇宙の起源について多くの情報を持つと考えられている。アクシオンとゲージ場のダイナミクスはインフレーション中に重力波を放出する機構のひとつであるが、その詳細には不明な点が多く残っている。
本研究では、従来の近似や仮定を外したより一般的な設定での数値計算を行い、アクシオンとゲージ場から放出される重力波の性質をより精密に理論予言することで、重力波生成の理解を深めるとともに将来の観測可能性を議論することを目指す。