研究課題
若手研究
核図表上には、原子核構造の劇的な変化に伴い魔法数が消滅する「反転の島」とよばれる領域が存在する。反転の島出現の背後にある微視的メカニズムの理解は、原子核の構造進化を支配する量子多体効果の理解に直結する。このことから、反転の島における原子核構造は不安定核研究の重要テーマとして長年注目を集めてきた。本研究では、中性子数20の魔法数消滅が観測されている32Mgの励起状態構造を新たな実験手法によって解明し、反転の島現象の理解を着実に前進させる。