若い系外惑星のロバストな大気検出へ向けた恒星黒点活動の調査

• 研究課題/領域番号: 24K17083
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分16010:天文学関連
• 研究機関: 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構直轄研究施設)
• 研究代表者: 森 万由子 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構直轄研究施設), アストロバイオロジーセンター, 若手研究者雇用特別研究員 (00982993)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 黒点 / 恒星磁気活動 / 系外惑星 / 赤色矮星

研究開始時の研究の概要

惑星の形成進化過程を制約するために若い惑星の大気観測が重要であるが、若い惑星のトランジット分光観測では恒星の黒点がシグナルを隠したり偽のシグナルを作り出したりしてしまう。そのため、高精度な惑星大気検出のためには黒点分布を制約しその影響を正しく見積もることが不可欠である。本研究では、低温度星を集中的にモニタリング観測することで低温度星における典型的な黒点の温度と分布を明らかにする。また、実際に大気観測の重要なターゲットである若い惑星系について、大気観測と同時にモニタリング観測等による黒点の特徴付けをすることで、惑星大気のスペクトルに与える黒点の影響を見積り、大気組成のロバストな検出を目指す。