極域酸素イオン流出現象の解明:低域混成波とその非線形波動が果たす役割

• 研究課題/領域番号: 24K17109
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分17010:宇宙惑星科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 小谷 翼 京都大学, 理学研究科, 助教 (50991014)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 酸素イオン流出 / 高速イオン / 低域混成波とその非線形波動 / 電磁粒子シミュレーション

研究開始時の研究の概要

本研究は、大規模電磁粒子シミュレーションを用いて、地球磁気圏極域の未解決問題である酸素イオン流出現象の解明を目指す。特にプラズマ波動によるイオン加速に注目し、極域で観測されている低域混成波およびその非線形波動が酸素イオンの加速に与える影響を明らかにする。本研究によって得られた結果は、地球における酸素イオン流出現象の解明につながるだけでなく、地球以外のプラズマ環境で生じている重イオン加速の解明にも貢献することが期待できる。