研究課題
若手研究
惑星形成の第一歩は、ミクロンサイズのダスト粒子の衝突合体による巨視的なダスト集合体(だま)の形成である。このだまが集積することで微惑星が生まれると考えられている。微惑星は階層粉体構造になっていることが期待されるが、微惑星の材料であるだまの素性は明らかでない。そこで、本研究では1億粒子規模の離散要素法の数値計算を実施し階層粉体構造の微惑星の形成過程の解明を目指す。だまの衝突シミュレーションと階層粉体の準静的圧縮数値計算に取り組み、微惑星の形成・進化過程を解明する。本研究の大規模数値計算から得られる知見を室内実験および太陽系小天体の観測と比較することで、微惑星形成過程の理解を深めることを目指す。