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津波が浅海域の海底に与えた影響と保存される災害記録

研究課題

研究課題/領域番号 24K17134
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分17030:地球人間圏科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

横山 由香  東海大学, 海洋学部, 特任助教 (80927583)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード津波堆積物 / 2011年東北地方太平洋沖地震津波 / 浅海域 / 海底堆積物 / 災害地質記録
研究開始時の研究の概要

これまで,海底での堆積物運搬に重要な役割を担う混濁流の主な発生要因として,津波はあまり検討されていない.しかし,2011年東北沖地震津波による堆積物が,浅海から深海まで確認されたことは,津波に伴う大規模な堆積物移動(混濁流)が発生したことを示唆している.特に,浅海底は津波時の急激な水位変化により,より大きな影響を受けたと考えられる.
本研究では,津波による混濁流発生過程を明らかにすべく,現地調査・水理学実験に取り組む.両者から津波が海洋の堆積物移動に果たす役割,災害による海底への痕跡を明確にする.海底からの災害記録の発信は,将来にむけた地域防災計画の高精度化に貢献できるものと考える.

研究実績の概要

本研究では,津波による混濁流発生過程を解明し,海洋の堆積物移動に果たす役割を明らかにすることを目的とする.そのため,現地調査・水理学実験に取り組み,両者から津波が海洋の堆積物移動に果たす役割,災害の海底への痕跡を明確にする.加えて,浅海域の災害地質記録特徴・保存も検討する.浅海域は,津波による影響が大きいと考えられ,津波による影響などを解明することは,海底から様々な歴史(災害・環境)を理解する上で重要と考えられる.特に,2011年東北地方太平洋沖地震津波から約10年が経過した東北地方は,災害記録がどのように保存されるかを理解することのできる重要な場と考えられる.
2024年度は,三陸海岸の内湾にて現地調査を実施し,水理学実験に向けて必要な海底地形・地層探査データおよび堆積物コア試料の取得を行った.調査は,水深約40 mまで対象とした.その結果,海底地形・地層探査データおよび堆積物コア試料の取得に成功し,データ解析・分析(層相記載,粒度分析など)を進めている.コア試料分析に関しては,計画していた分析数と比べ,やや少なめの進捗状況となっているが,試料中に2011年東北地方太平洋沖地震津波による堆積物が確認されるなど,概ね順調に進めている.
また,2024年度取得データ・試料と合わせて,過去に取得した海底地形・地層探査データおよび堆積物コア試料の再解析・見直しを行っている.それらを基に,水理学実験に向けた準備も開始し,次年度以降の研究に向けて計画の確認を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2024年度は,概ね計画に沿って進めることができた.
現地調査については,三陸海岸の内湾において海底地形データの取得およびコア試料の採取を実施した.その結果,必要な海底地形データの取得に成功し,コア試料からは2011年東北地方太平洋沖地震津波によると堆積物が確認することができた.海底地形・コア試料分析については,引き続き解析・分析を進めている.また,次年度以降実施予定の水理実験にむけての準備も進めており,全体としておおむね順調に進んでいると判断した.

今後の研究の推進方策

現地調査によって得られた海底地形データ・試料の解析を進める.同時に,水理実験に向けて,実験条件の設定・準備を行い,津波時の浅海域の状況を再現すべく取り組んでいく.

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 2011年東北地方太平洋沖地震津波による浅海底への影響と10年後の変化2024

    • 著者名/発表者名
      横山由香・大宮颯世・赤木遥香・渡邊聡士・藤巻三樹雄・佐藤悠介・坂本泉
    • 学会等名
      日本地質学会第131年学術大会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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