日本全国陸海域での特異な地震活動の網羅的検出と非地震性過渡現象との因果関係の解明

• 研究課題/領域番号: 24K17144
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分17040:固体地球科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 西川 友章 京都大学, 防災研究所, 助教 (10909443)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 地震活動 / 非地震性過渡現象 / スロースリップ / 地殻流体 / 地震活動確率予測

研究開始時の研究の概要

現在、地震活動の確率的な予測は主に地震活動統計モデルを用いて行われるが、そのモデルでは予測困難な特異な地震活動が存在する。それは非地震過渡現象（スロースリップや地殻流体の移動）に伴う地震活動の活発化である。地震活動の予測精度向上には、非地震性過渡現象に伴う地震活動の理解が不可欠である。 そこで、本研究は日本全国陸海域において、非地震性過渡現象に誘発された可能性のある特異な地震活動活発化を初めて網羅的に検出する。さらに、地震・測地データの解析により特異な地震活動の発生メカニズムを特定する。最終的に地震活動統計モデルに、非地震性過渡現象による地震活動誘発効果を組み込み、地震活動予測精度向上させる。