研究課題
若手研究
ナノスケール純金属材料では,体積に対する表面積が大きいことから,その安定性や力学特性は表面拡散の影響を大きく受ける.一方で,合金材料において規則相などの化学秩序が形成されることで,表面拡散が抑制できることが実験的に見出されているが,表面において形成される化学秩序の詳細や化学秩序が表面拡散に影響を与えるメカニズムは明らかとなっていない.本研究課題では,原子モデリングを用いて合金材料表面における化学秩序の形成過程および形成される化学秩序が塑性変形に与える影響を解析することで表面拡散と力学特性への影響の解明を目指す.